堅田漁業協同組合 RECRUITING

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ここでしか味わえない
経験を、お客様にも、
次の世代にも。

那須 慶太Nasu Keita

「とれとれ市場」所属
2004年入社

「地元である白浜で働くこと」という“素朴”な思いから、現在、マグロ解体のプロフェッショナルとして働く那須。しかし現在、彼が仕事に対して持つ思いは、お客様への心配りに満ちた“洗練”されたものだった。また合わせて仕事のやりがいや今後の目標についても話を聞いた。

現場の状況を読みながら、
ここでしか味わえない食体験を提供する

現在、私が担当しているマグロの解体実演販売。これはマグロの部位ごとの魅力を説明する演出を入れながら包丁捌きを見せる、いわばエンターテイメントショーで、ここ『とれとれ市場』の名物ともいえるものです。集客力のあるイベントでもあるため、なかにはこれを目当てに足を運んでいただくお客様もいらっしゃいます。それだけにやはりやりがいも大きいですね。
またこうした解体のパフォーマンスはなにより販促サービスの側面が強いんです。なので実演販売を実施する時間も事前に定めず、当日のお客様の入り具合などを見計らいながら、もっとも効果的なタイミングを見極めて行うようにしています。そうやってリアルタイムであらゆる状況を読みながら、いかに多くの方に購買いただけるようにするか、という工夫は欠かせません。そのうえで、ここでしか味わうことのできない食体験を提供するのが私たちの仕事。そうした複数の要素に気を配りながらパフォーマンスを行うことを常に心掛けていますね。

「魅せる」ことと「販売する」こと。
両方の視点が欠かせない

この仕事はやはり他ではなかなか味わえないものですし、同時に『とれとれ市場』での花形ともいえるポジションです。実際に声を上げて驚いていただいたり、試食して喜んでいただいたりということが肌で感じられるのはなによりの魅力ですね。
現在は年間1000匹以上ものマグロを解体していますが、当然初めは全くの素人。とにかく前任者を観察しながら実践を重ねるなかで技術を身に付け、2年目には今の立場を任せていただけるようになりました。そのうえで今は、やはり商品としてきれいに見せられるか、そしてお客様にどれだけ興味をもっていただけるかというところに何より気を配るようにしています。マグロの解体実演販売は、ショーとして「魅せる」側面と、実際に食材として「販売する」側面があるので、この仕事はどちらか一方ではなく、その両面で満足いただけるようなパフォーマンスができてようやく一人前。
もともとは口下手な方だった私も、今では大勢のお客様の前で解説を交えながらコミュニケーションを楽しめるようになりました。そうした自分の経験を後輩にもしっかり受け継いでもらえるようにしていくことが、これからの使命ですかね。

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